
一般的に言われる「ふぐ」の体は円筒形で、普通の魚にある腹ビレがありません。
体表にトゲのある種類と、持たない種類の2種類がいます。また、肋骨や小骨がないのも特徴です。
(※「フグ目(10科340種類)には多くの種類が存在するので腹ビレを持つものもいます)
とっても力強いふぐの「歯」
ふぐの小さい口にはクチバシ状の硬い歯が上下に各2枚の計4枚あり(左図参照)、これでエビやカニや貝、小魚などを食べています。また噛む力が非常に強いため、釣り上げたフグに指を食いちぎられる危険性がありますので注意が必要です。
(※種類によっては、歯が2枚のふぐや3枚のふぐもいます)
ふぐは目を閉じる珍しいおサカナ
ふぐは他の魚と違って目を閉じることができます。特殊なマブタ(括約筋)を使い20秒程度かけてゆっくりと目を閉じます。しかし眠るときは目を開けて寝ます。ふぐは砂に潜って眠るものが多く、眠っているときは手で捕まえることができるそうです。
■フグの種類は数多く存在していますが、その中の一部を紹介します。
トラフグ:体長70cm程度。大型で一番の高級魚とされている種類。体には小さなトゲがある。肉や皮、精巣(白子)は無毒だが、肝臓や卵巣は猛毒。
マフグ:体長50cm程度。体にトゲはない種類。トラフグよりも毒性が強く皮膚にも毒がある。トラフグの代用品として料理、干物など幅広く活躍するのがマフグ。
シロサバフグ:体長25cm程度。金や銀の光沢を持ったフグ。シロサバフグは無毒のフグだが、クロサバフグ(体全体が黒い)は毒性が強いので注意。
ヒガンフグ:体長30cm程度。春、彼岸の時期に産卵期を迎える。精巣は弱毒、皮膚と腸は強毒、肝臓と卵巣は猛毒。筋肉は無毒とされるが地域により毒性あり。
アカメフグ:体長30cm程度。茶褐色で人の白目にあたる部分が赤い。卵巣、肝臓、および皮膚は強毒、筋肉と精巣は無毒。熱帯魚としても飼育される。
シマフグ:体長60cm程度。体側から尾ひれにかけて白線が走り、ヒレが黄色いフグ。卵巣、肝臓は強毒。腸は弱毒。筋肉・皮膚・精巣は無毒。